鼠径ヘルニア(脱腸)

 

 
 
 
 
 

気功治療カルテ 【 鼠径ヘルニア(脱腸) 




ヘルニアの中でも最も多くみられるものです。
鼠径靭帯(恥骨と腰の骨との間の靭帯)の上方で腹腔内の臓器が鼠径部に脱出した状態をいいます。
脱出しやすいのは小腸と卵巣です。
 

 症状

 
鼠径部(股の付け根)に腫瘤(しこり)状のものを触れ、軽い痛みを伴うことがあります。
男性では陰嚢にまで脱出し、陰嚢が腫れることがあります。
腫瘤は立ち上がった時や腹圧を加えた時に脱出しますが、手で腹腔内に戻せます。
戻らなくなった状態を嵌頓(かんとん)といいます。
嵌頓を起こすと脱出した小腸などが血行障害により壊死して重篤な状態になったり、腸閉塞の原因になることがあります。
大腿ヘルニア(鼠径靭帯の下方で脱出するもの)は中高年以上の女性に多く見られ、嵌頓しやすいので注意が必要です。
 

 西洋医学が考える原因

 
うまれつき(先天性)のものと、なんらかの原因があってできる(後天性)のものとあります。
小児のヘルニアはすべてが外鼠径ヘルニアで、本来、母親の胎内で閉じられるべき腹膜鞘状突起が開いたまま(開存)であるのが原因です。
成人の鼠径ヘルニアの原因の多くも腹膜鞘状突起の開存が基礎となります。
ただし、高齢者では鼠径部の筋層や筋膜が弱くなり、そこを貫いて腹腔内の臓器が脱出することがあります。
これが内鼠径ヘルニアです。
 
(ここまで引用:家庭医学館〔小学館〕)
 

 気功治療の実際

 

 病気の発症から現在までの病歴

 
埼玉県川口市SMさん(87才・男性)
 
右陰嚢に腸管が降りて脱出している。(野球ボール大)
これまではなでていると2時間位で戻ったが、最近戻らなくなってしまった。
食べ物が美味しくなく、食べられなくなった。
 
※腹部が剣道の胴を着けているかのように全体的に硬直している。
 

 気功治療の経過

 
1回目
「少し軽くなった。」
 
2回目
「前回、施術の翌朝に下痢をもよおし、その日は12回も下痢が続きました。すると戻らなかったヘルニアが引っ込んで平らになりました。奇跡を頂きました、ありがとうございます。」
 
3回目
前回の施術の翌朝に下痢になり、その日は3~4回下痢をした。
量は少なかった。
 

 気功治療の考え方

 
邪気が左腹部(左腎)と陰嚢を中心にありました。
その邪気を除去していくことで症状が改善されました。
特に左腎に侵入した邪気が起こしていたものと考えます。
下痢は邪気の排出反応です。
邪気を自浄する反応には色々とありますが、下痢やおならもその一つです。
正露丸などで下痢を止めずに出すべきものを排出するのが大切です。
 
整体などでは、立ち仕事をしている人、力んだり力仕事をしている人が鼠径ヘルニアになるとみているようで、こういったケースもあるのだと思いますが、今回のケースでは邪気が存在しているのでそれは当たらないと考えます。
 
東洋医学ではヘルニアを「狐疝」といい、邪気が狐狸(こり)の類であるところまで追求してみています。
私も同感です。
 
 


 

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