当院に通ってきているお客様で大腸がんを患っていた人がいます。(Kさん・女性)
彼女は大腸がんを手術で切除したのですが、自分自身どうやら再発している可能性が高いと思っていたようです。
検査が8月の上旬で、6月位に初来院しました。
再発の恐怖感がとても強いようで、ひどく怯えているように感じられました。
聞いてみると大便が一日15回位もある、しかも便の太さが糸のようである、血便も出ている・・・とくればこれは再発していると疑わざるをえません。
「再発しないようにして下さい。」と懇願され、施術を始めた記憶があります。
施術をすると私はがんの気が分かりますので、「これは!」と思わずにはいられませんでした。
私が手をKさんの下腹部にあてると手が火箸を当てられたように熱くジリジリと焦がされるようだったからです。
手に金属が食い込んでくるような感触でした。
Kさんを不安にさせたくないのでそのことは伝えませんでしたが、これは相当高い確率で再発しているなと思いました。
不安や恐怖は免疫力を落としますので、私はそのようなことを極力伝えず、心が強く前向きになるよう言葉がけするようにしています。
がんはその言葉の持つ恐怖感があり、医師にがんを告げられただけで精神的に相当ボロボロになり気力が失われる人も多いのでしょう。
何でも伝えればよいというものでもなく、真実を伝えるというのは難しいものだと思います。
施術をした初期のあたりは「がんの再発にこだわらなくなりました。」「あまり考えなくなりました」と表情が明るくなりました。
気功療法は人のネガティブな感情を浄化しますので、恐怖という感情が薄れていったのでしょう。
また次第に便の回数が減ってきて、しかも便が太く良い形になってきました。
「便の形がひとつの目安ですよ。」と快方に向かっていることを元気付けてあげました。
一回ごとの施術で階段を昇るように症状が改善されていき、経過が良いと感じられました。
検査の直前は施術回数を増やして来院されました。
それでも検査を受けることはかなりの緊張・ドキドキを伴っていたようでした。
それは私もわかります。
でもKさんはその思いが人一倍強かったように思えました。
私はKさんは怖がりの性格なのかなと考えていたのですが・・・
8月中旬に来院された時、「先生、再発していませんでした!!!」と明るい声でお話下さいました。
私は再発している可能性が高いと踏んでいましたので、本当に安心したものでした。
「寿命をいただきましたね。何かやらなければならないことがあるのでしょうね。」とKさんに伝えると、「はい!それは母の介護です」と言われました。
なんとKさんは自分が面倒を見なければならない母親がいたのです。
自分しか見ることができず、その母を置いては逝けないという気持ちだったのでしょう。
強く生にこだわる気持ちは、自分が生きたいという気持ちもあったのでしょうが、それ以上に母のために生きなければならないという強い思いでした。
人が生きる目的は、他人のために働くこと・奉仕すること・貢献することだと思います。
がんになっている人が全員そうという訳ではありませんが、エゴが強かったり自分中心の考え方の人がなりやすいと私は感じています。
「生きたい」という思いは誰でも共通でしょうが、それが叶うかどうかはその動機が大きなポイントではないでしょうか。
毎日のようにパーティをしてきて、ブランド物の服や靴をたくさんお持ちのお客様がいました。
お話をすると「自分の好き放題に生きてきたなぁ」というのがよく伝わってきました。
別にブランド物を持ってはいけないということを言っているのではないのですよ(ただお金の活きた使い方ではないように思いますが・・・)。
「あの頃は本当に楽しかった。早く治ってまたあの時のように楽しい毎日をおくりたい。」といつも言っていました。
私は「病気が治ったら命を頂いたと思って、人のために役立つ人生を送ったらどうですか。」とお話しましたけれど、どうもピンと来なかったようです。
私と合わなかったのでしょうか、間もなく私との縁も切れてしまいました。
当院の気功療法の本質はスピリチュアル・ヒーリングといって私の背後で働いて下さる治療神霊の力を導くものです。
どのような生を全うするか、何のために生きるか・・・その動機によってその力の流入は変わるように思います。
美味しい物を食っては、寝、食っては、寝、で快楽を満たすために生きるのが人の生き方でしょうか?(中村天風先生はそのような人を『糞便製造機』といいました〔それにしてもスゴイ表現!〕)
エゴを満たすために生きるのではなく、自分を役立てるために全力を尽くして生きている人を神は応援するのではないでしょうか。
その証拠にそのような人には良く気が入ります。
ガンガン私の手から気が入っていくのを日々実感しています。
また、素直な人、謙虚な人、穏やかな人、信仰のある人、感謝の思いがある人、温かい人にもよく気が流れます。
気が流れやすいかどうか、気が入るかどうかは術者の思いやコンディションの要素は余り関係なく、背後の神霊が決めているようです。
もちろん、これが治癒のすべてではないでしょうが、生きる目的や動機は治癒を左右する大きな要因であるように思います。
【2011年8月21日】